教室に通って来て下さる生徒さんについてですが
タイプは2つに分かれます。
一つは趣味として音楽を純粋に楽しみたい方
そして音大や音高受験、各種のオーディションを目的とした
何かの目標に達するためにレッスンを必要とされる方
純粋に趣味で来て下さる分には構わない…のでしょうけれど
そこからステップアップされる方もいらっしゃいます。
そして各種の受験などを志す方には
しっかりと心に留めておいて欲しい事があります。
芸事は礼に始まり礼に終わります。
礼儀や挨拶は基本中の基本です。
きちんとご挨拶ができない方は絶対に伸びません。
当たり前の事ができない人は
即座に何もできないと烙印を押されて
2度とお仕事をさせて頂けません。
これは小さな幼稚園や小学生の生徒さんでも同じです。
必ず4つのご挨拶をして頂くようにしています。
「こんにちは」
「お願いします」
「ありがとうございました」
「さようなら」
これはご家庭でも実践して頂きたいと思います。
しっかりとした挨拶から始める事ができると
朗らかな音で呼吸も音もスタートできます。
そしてスッと伸びた綺麗な姿勢から始めると
正しい筋肉を意識できるようになって
自分の音楽をコントロールしやすくなります。
美しい姿勢は物事の基本です。
声楽においては身体が楽器となりますので
歪んだ楽器になれば歪んだ音が出ます。
歪んだ音でどんな音楽を作っても美しい音楽にはなりません。
ですので、どんな生徒さんでも姿勢は必ずチェックします。
自分がどんな楽器になりたいのか
自分で意識しないとその筋肉は育ちません。
何の練習をするにしても「基本」が存在します。
何となくの感覚でやっている人は
練習時間だけ長くやっていても上達しません。
せっかく貴重なレッスン代を払って通って下さるのですから
自分のやっている事にだけ必死にならないで
先生の言っている事をよく聞いて
理解できる自分の言葉に変換できるようになって
同じ時間を使うのであれば「意味のある」時間にして欲しい
そのように思います。
せっかく忙しい中から貴重な時間を割いて
お月謝を払って来て頂くのですから
必ず結果を持って帰って頂けるようにしたい
このように願っています。
美しい肉体で美しい音楽を奏でてみたい
そう思われましたらぜひレッスンにお越しください。
小さな生徒さんから大人の方まで
一番大切な美しいご挨拶から美しい佇まいを持って
美しい音楽を作れるようになると
きっと外の世界でも役に立つと思いますよ。
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