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受験を志す方へのお願いです。

  • 執筆者の写真: Mayumi  NIshiura
    Mayumi NIshiura
  • 7月9日
  • 読了時間: 3分

各種受験をお考えの方にお願いです。

毎年願書を出すギリギリに

駆け込みでレッスンに来られる方が多いのですが

今のうちに熟考してみて下さい。

特に宝塚音楽学校やOSK日本歌劇団研修所、ハウステンボス歌劇学院、

劇団四季、音楽大学、音楽高校等の受験をお考えの方

声楽レッスンの経験がない方は

最低1年間のレッスン時間を下さい。

舞台で朗々と響くだけの声量、正確な音程

明瞭な発音、1曲を歌いきるだけの力量

それを形式的に整えて行くだけでも1年はかかります。

 

さらに言えばオーディション

(宝塚やOSK、ハウステンボス、劇団四季の入試は学校の受験と同じではなく

劇団への就職のためのオーディションです)

に向かうためには魅せるための身体的技術が必要になります。

バレエ教室等でそのような事をきちんと教えて頂いているのでしたら良いのですが

大抵の町のバレエ教室ではそのような事は教えて下さいません。

基礎の技術を見せないといけない機会も多いのですが

どうしてもバリエーションなどの作品を「踊る」事に目が行きがちで

基礎を「見せる」という所からはズレて行ってしまいます。

自らの骨格、肉体という商品をアピールしないといけないのですから

それ相応の見せる技術が必要になって来ます。

意識にそれを叩き込もうと思うとある程度の時間が必要になります。

 

歌は誰でも歌える、

と心得違いをしていらっしゃる方も多いと思うのですが

バレエ経験者の方でしたらこう考えてみて下さい。

全く今までバレエレッスンを受けずに来た人が

何ヶ月か先にトゥシューズを履いて大きなコンクール

(例えばローザンヌやYAGPなど)

でバリエーションを踊らねばならないとしたら?

…本来そういったレヴェルのハードルなんです。

肉体を楽器に変化させるという事は。

もちろん10代を対象にした宝塚などは未知数でも可能性、将来性

そんなものに賭けて下さる事もあるでしょうが

その分他のポイント(容姿やダンス)が高得点でないといけません。

劇団四季も歌手部門で受けるのでしたら

オペラアリアを朗々と歌えるレヴェルでないと

最終審査に進むのが難しいと言われます。

そしてここでもやはり基礎力が問われます。

無闇に高音だけ出せる、大声が出せるだけでは

オペラアリアは歌えるものではありません。

オペラアリアやミュージカルナンバーこそ

基礎力が備わっていないと歌いこなす事ができません。

 

音高・音大を志望される方は言うに及ばすです。

ピアノを志望される方ならば、なおさらです。

技術は手が枯れるまで、10,000時間を要すると言われます。

練習時間の積み重ねこそがモノを言います。

 

そういった事を踏まえて

受験のその日から逆算して心をしっかりと定めて下さい。

そして猶予を持って受験に向かって行って頂ければ、と思います。

 

そして何よりも、この世界は人間性です。

基本の挨拶ができない、など人としての道理ができていないのは

絶対にどこでも通用しません。

舞台ほど人間関係がモノを言う世界はないと思われます。

人格者であれ。とは申しませんが

人格者を志す、事がなければ続かない世界です。

 

受験を志された時にご家族と共に、ご一考頂ければと思います。

心が定まったのでしたら

命がけで私も一緒に闘う覚悟ができます。

ぜひ一緒に闘わせて下さい。

 

「失敗は、ある意味では成功に向かう本街道である。

どこが間違っているかわかるたびに

真実とは何であるかを熱心に追及するようになる。

そして新しい経験をするたびに

何らかの誤りが明るみに出てくるから

その後は心して失敗を避けるようになる」

ジョン・キーツ

 

成功するために、失敗するための時間を

一緒にお手伝いできる事を願っています。

 
 
 

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